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Business Intelligence の初期設定の実行

ここでは、Business Intelligence の実装プロセスの最初に実行する設定作業について説明します。

Web アプリケーションの設定

InterSystems IRIS® Business Intelligence を Web アプリケーションで使用するには、その Web アプリケーションを Analytics に対応するように設定する必要があります。具体的には、アプリケーションの構成時に [Analytics を有効にする] チェック・ボックスにチェックを付けると、Web アプリケーションが Analytics 対応になります。Web アプリケーションの定義と構成の詳細は、"アプリケーション" を参照してください。

アプリケーション名は、アプリケーションへのアクセス方法に影響を与えます。以下の表を参照してください。

Web アプリケーションの構成 管理ポータルで、Business Intelligence メニューは、この Web アプリケーションにリンクしています
  • 名前/csp/namespace です

  • ネームスペースnamespace です。

  • [Analytics を有効にする] にチェックが付いています

はい (Business Intelligence メニューは常にこの Web アプリケーションにアクセスしようとします。別のアプリケーションが既定として設定されている場合でも、[ネームスペースの既定アプリケーション] オプションを使用して、この Web アプリケーションへのアクセスを試行します)
  • 名前は、/csp/namespace 以外の名前です

  • ネームスペースnamespace です。

  • [Analytics を有効にする] にチェックが付いています

いいえ (ブラウザで URL を入力すると、Web アプリケーションにまだアクセスできます)

Business Intelligence グローバルの別のデータベースへの配置

特定のネームスペースで Business Intelligence を使用すると、そのネームスペースで使用するデータベースに格納されるデータの量が増加します。ソース・テーブルが巨大になると、システムは、それに相当する大量の独自データを格納するようになります。Business Intelligence のキャッシュが要求するストレージ容量はさらに増加します。そのため、通常は、いくつかの Business Intelligence グローバルを別々のデータベースにマップすることが良策といえます。すべての Business Intelligence グローバルを 1 つのデータベースにマップすることも、複数のマッピングを定義することもできます。その一例として、以下の手順では、すべての Business Intelligence グローバルを 1 つの独立したデータベースに配置する方法について説明します。

  1. データベースを作成します。

    その際、実行時の拡張で生じるディスクの断片化を回避するために、データベースを事前に拡張 (つまり、その初期サイズを設定) しておくことも検討します。

  2. Business Intelligence で使用する予定のクラスが含まれているネームスペースにグローバル・マッピングを追加します。そのためには、以下の操作を実行します。

    • [グローバルデータベース位置] で、作成したデータベースを選択します。

    • [グローバル名] に、DeepSee.* と入力します。

    より使用に適したマッピングについて、次のセクションも参照してください。

  3. このネームスペース内のすべてのキューブ、サブジェクト領域、および KPI クラスをリコンパイルします。

    また、すべてのキューブを再構築します。

データベースの作成およびグローバルのマッピングの詳細は、"データベースの構成" および "ネームスペースへのグローバル、ルーチン、およびパッケージ・マッピングの追加" を参照してください。

グローバルの代替マッピング

Business Intelligence と関連グローバルは、別々のデータベースにマップすることが必要になることがあります。以下のテーブルに主なグローバルを示します。

項目 グローバル コメント
ファクト・テーブル、およびそれらのインデックス
  • ^DeepSee.Fact

  • ^DeepSee.FactRelation

  • ^DeepSee.Index

最初にキューブを構築する際、これらのグローバルを格納するデータベースのジャーナリングを無効にすることもできます。その後、データベースのジャーナリングを有効にしてください。
キューブとソース・テーブルの同期を維持するために使用するグローバル
  • ^OBJ.DSTIME

  • ^DeepSee.Update

"キューブの最新状態の維持" を参照してください。
キューブ内部
  • ^DeepSee.Cubes

  • ^DeepSee.Dimension

  • ^DeepSee.DimensionI

 
キューブ・マネージャ
  • ^DeepSee.CubeManager

  • ^DeepSee.CubeManager.CubeEventD

  • ^DeepSee.CubeManager.CubeEventI

  • ^DeepSee.CubeManager.CubeRegistr

"キューブの最新状態の維持" の "キューブ・マネージャを使用する方法" を参照してください。
リスト・グループ ^DeepSee.ListingGroups "InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "リスト・グループの定義" を参照してください。
結果キャッシュ (大量のデータ・セットの場合)
  • ^DeepSee.BucketList

  • ^DeepSee.Cache.*

  • ^DeepSee.JoinIndex

  • ^DeepSee.UpdateCounter

  • ^DeepSee.Listing

これらのグローバルを格納するデータベースのジャーナリングを無効にできます。結果キャッシュの詳細は、"キューブの更新および結果キャッシュ" を参照してください。
アナライザとダッシュボード・デザイナーで作成された項目
  • ^DeepSee.Filters

  • ^DeepSee.Folder*

  • ^DeepSee.FolderItem*

"アナライザの使用法" および "ダッシュボードの作成" を参照してください。

条件リスト
  • ^DeepSee.TermList

"InterSystems Business Intelligence の上級モデリング" を参照してください。
品質メジャー
  • ^DeepSee.QMsrs

"InterSystems Business Intelligence の上級モデリング" を参照してください。
ピボット変数
  • ^DeepSee.Variables

"アナライザの使用法" の "ピボット変数の定義と使用" を参照してください。
その他のポータル・オプション
  • ^DeepSee.DashboardSettings (ユーザ固有のダッシュボード設定)

  • ^DeepSee.User.SendTo (ユーザ電子メール・アドレス)

  • ^DeepSee.User.Settings (実行時変数)

  • ^DeepSee.User.Icons (カスタム・アイコン)

  • ^DeepSee.UserPortalSettings (一般設定、およびワークリスト設定)

  • ^DeepSee.UserPreferences (ユーザごとの最近の項目)

  • ^DeepSee.PaperSizes ("用紙サイズの追加" を参照)

これらの大半については、"設定の構成" を参照してください。
カスタム・コード
  • ^DeepSee.InitCode

  • ^DeepSee.AuditCode

"その他の開発作業" を参照してください。
最近の履歴とログ
  • ^DeepSee.AgentLog

  • ^DeepSee.Last*

  • ^DeepSee.PivotError

  • ^DeepSee.QueryLog

  • ^DeepSee.Session

  • ^DeepSee.SQLError

 
InterSystems IRIS NLP
  • ^IRIS.IK.*

 
処理に使用される内部
  • ^DeepSee.ActiveTasks

  • ^DeepSee.Build

  • ^DeepSee.Cancel

  • ^DeepSee.ComputedSQL

  • ^DeepSee.Functions

  • ^DeepSee.IDList

  • ^DeepSee.Pivot

  • ^DeepSee.Shell

  • ^DeepSee.TaskGroups

  • ^DeepSee.Tasks

  • ^DeepSee.UI.Charts

 

これは包括的なリストではありません。システムでは名前の先頭が ^DeepSee である別のグローバルが使用されます。一般的に、ここに記載されていないグローバルは、少量のデータのみを格納するものか、簡単に定義しただけのものです。

Web セッション・タイムアウト期間の調整

ユーザ・ポータルは、作業中のネームスペースの Web セッション・タイムアウト期間に従います。既定のセッション・タイムアウト期間は 15 分ですが、場合によっては十分でないこともあります。

Web タイムアウト期間を延長する手順は以下のとおりです。

  1. 管理ポータルに移動します。

  2. [システム] > [システム管理] > [セキュリティ] > [アプリケーション] > [Web アプリケーション] をクリックします。

  3. Business Intelligence を使用するネームスペースの行にある [編集] をクリックします。

  4. Web セッションの既定のタイムアウト期間 (秒単位) を指定する [セッションタイムアウト] の値を変更します。

  5. [保存] をクリックします。

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